【構造を読み取る指導】
文レベルの分析的な読みの指導だけでなく、文章を構造で読む・書く指導が、これから一層重要となります。多くの不確かな情報が降り注ぐネット社会において、必要な情報の取り出しは生命線です。構造の読み取りは、プログラミング的思考にもつながります。
椿原先生の指導法が、我が国の国語教育の、そして情報教育の国家的課題を乗り越えようとするものだと注目しています。
【説明文の読解スキル】
私たちがもっとも多く目にする文章は説明文です。雑誌などで見かける何かの解説文も、Webサイ トの記事も記事も、原則として説明文なのです。そこには必ず問題設定と結論があり、対応しており、それが活かされるための構成の特徴があります。
図表や写真が適宜入っており、本文との対応を読み取る必要があります。説明文が読解できなければ、必要な情報は入って来ないため、情報不足と誤解や誤謬を生じさせることとなります。
子供たちが触れることになるさまざまな説明文の読解スキルの指導は、今日もっとも求められる基礎的な能力なのです。
椿原先生の指導は、この読解スキルを正面から捉えた明快な指導法だと言えます。